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ハマグリ中華そば × ヴェルディッキオ デイ カステッリ ディ イエージ / サンタ バルバラ / マルケ州 イタリア

Ji-Cube 2024.7~8 おまかせコース料理より11品目

~ 文蛤湯麺 ~

 蛤の出汁とガラスープのダブルスープで仕上げたスープ麺になります。

 山椒の香りなどもお楽しみください。

 Verdicchio dei Castelli di Jesi   Santa Barbara / Marche  Italy

 ヴェルディッキオ デイ カステッリ ディ イエージ  サンタ バルバラ / マルケ州  イタリア

 主に九十九里から大振りの蛤をご用意。

 蛤の出汁が良く出た旨味に溢れた、締めに相応しいシンプルなスープ麺です。

 マリアージュを考えるにあたり、白ワイン以外にも、オレンジワインや赤ワインを合わせてみました。(怖いもの見たさもありますw)

 一方、蛤は貝の中でも特に旨味が豊富に含まれる強い味わいの食材のため、それに負けずに寄り添えるボーリューム感と酒質の強さを備えたワインが印象に残りました。とは言え、全体的には白ワインが一定以上の高評価を得ましたので、正直なところ白ワインを逢わせておけばほとんど間違いは起こりません。

 逆にオレンジワインや赤ワインは、果実のフレーバーとタンニンが全く反りが合わないため、残念なマリアージュ(破綻)となりました。

 最終的には、この蛤の旨味、出汁の味わいを邪魔したくないという結論に至りました。

 蛤の持つミネラル感に同調するような、ワインの個性が良い意味で控えめで、スープの味わいに寄り添うようなワインをセレクトしました。

 イタリアのマルケ州はイタリアの地図でいうところの右側、アドリア海に面した海風を浴びたブドウで造ったワインです。

 心地良い酸が蛤の芳醇な味わいを支え、力強くも軽やかにまとめる役割をこなしており、元気の良い溌剌とした素晴らしいマリアージュとなりました。風味の上でも、ワインの要素と蛤の風味が同調して引き立て合い、アフターでは旨味を引き出して余韻長く楽しませてくれる、非常に良い組み合わせになります。

 そんな沢山のワインの中からセレクトされた今回のマリアージュを、どうぞお楽しみください!

Ji-Cube

ソムリエ 吉岡 喜代志

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この記事の著者

吉岡 喜代志

1976年 東京生まれ。
銀座、横浜、新宿、青山、吉祥寺など、数々のレストランでサービス、調理の修行を重ねる。2000年 日本ソムリエ協会 認定『ソムリエ』資格取得。
その後、ホテルオークラ東京「ワインダイニング バロン オークラ」にてソムリエとして研鑽を積む。
2005年同協会認定『シニア ソムリエ』資格取得。2006年 東京・赤坂に「中国料理 新葡苑 Tokyo」をプロデュース。
2009年 ㈱クレア設立。同年 六本木「ワインダイニング ル ボン ヴィボン」をプロデュース。
2010年「酒類販売小売業免許」取得。
元麻布ワインバー「Cast78」、赤坂 中国料理「メゾン ド ユーロン」などで、ワインマーケティングアドバイザー。
新宿御苑、南青山、日比谷 中国料理 「礼華グループ」にて統括ソムリエ。
乃木坂中国料理「新華」支配人 兼 シェフソムリエ。
表参道 フランス料理「メゾン ド ミュゼ(旧 1999ロアラブッシュ)」にてソムリエを歴任。
恵比寿の老舗イタリア料理店「トラットリア イル ボッカローネ」と業務提携。
2024年2月より、西麻布「Ji-Cube」との業務提携にて、佐々シェフの創りだす珠玉の中国料理とワインのマリアージュを提唱、ソムリエとして活動中。

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