ハルマキ × ピノ ノワール ロゼ マーカス モリトール / モーゼル ドイツ
Ji-Cube 2025.9~10 おまかせコース料理より8品目

~ 脆皮春捲 ~
Crispy Hairtail Spring Roll with Salsa
2022 Pinot Noir Rose Haus Klosterberg Markus Molitor / Mosely Germany
ピノ ノワール ロゼ マーカス モリトール / モーゼル ドイツ
春巻きの主役に選んだのは、日本近海で獲れる脂のり豊かな太刀魚。そのフィレをふっくらと仕上げ、薄い春巻きの皮で包み、香ばしく揚げた一品です。外はカリッと、中はふんわりとしたコントラストが生まれ、食感の楽しさがまず印象に残ります。
添えられるのは、黒酢をベースにし、発酵唐辛子を加えた“サルサソース”。ほのかな酸味とスパイス感が太刀魚の甘味を引き立て、料理全体に軽やかなリズムを与えています。
この春巻きに寄り添うのは、ドイツ、モーゼルを代表する造り手マーカス モリトールのピノ ノワール ロゼ。ピノ由来の赤い果実の香りに、ほんのり感じられる優しい甘味。モーゼルらしい繊細な酸とミネラル感が同居し、春巻きの脂を受け止めながらも、口の中をすっきりとさせてくれます。
ここで意識したいのが「同調」と「中和」の二つの側面です。春巻きの皮の香ばしさと、ロゼのもつストロベリーやチェリーの果実味が同調し、自然な一体感を演出。一方で、黒酢サルサの酸味やピリッとした辛味に対しては、ロゼの柔らかい甘味が中和の役割を果たし、辛味の角をほどよく丸めてくれます。この“甘味と酸味のバランス”が五味のマリアージュの好例といえるでしょう。
また、この組み合わせを理解する上で欠かせないのが“テクスチュアのマリアージュ”です。春巻きのパリッとした軽快さと、ロゼの滑らかでみずみずしい口当たりは、互いの食感を引き立て合います。
揚げ物の油脂感をロゼの酸がすっと切り、再び次の一口へと食欲を誘う。その繰り返しこそが、マリアージュの醍醐味です。
モリトール家は8代続く家族経営のワイナリーで、ドイツを代表する生産者のひとつ。リースリングの名手として知られる一方で、ピノ ノワールの評価も高まりつつあります。そんな背景を知ると、このロゼがただの“爽やかな食中酒”にとどまらず、造り手のこだわりとテロワールを映し出す存在であることが伝わるはずです。
軽快ながら深みを備えたロゼと、食感と風味のコントラストに富んだ太刀魚の春巻き。マリアージュは「似ている要素を合わせる」だけでなく、「異なる要素を調和させる」ことで一層豊かになる、ということ。五味のマリアージュ、テクスチュアのマリアージュ、同調と中和の両立。まさに教科書的な一例といえるペアリングです。
Ji-Cube
ソムリエ 吉岡 喜代志
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