リゾット炒飯 × マノン ブラン クロ マリー(ラングドック・フランス)
Ji-Cube 2024.5~6 おまかせコース料理より 10品目
~ 鮑汁炒飯 ~
鮑の蒸汁とオイスターソース味のリゾット風チャーハンになります。
チャーハンの上には三陸産の“海藻バター”が乗せてありますので、軽く混ぜてからお召し上がりいただきます。
2021 Manon Blanc Clos Marie / Languedoc・France
マノン ブラン クロ マリー / ラングドック・フランス
“リゾット炒飯” ・・・最早リゾットかチャーハンか分からないメニュー名となっておりますが、先にパラパラの炒飯を作ったところに、鮑の肝と煮汁を吸わせてリゾット風にしました。
鮑の旨味がたっぷりのリゾット炒飯に、海藻バターの風味が味わいに深みを、トリュフの香りと相俟って、二重にも三重にも美味しさが重なり合います。
ワインは、この鮑を始めとした海の香りに合わせて、ミネラルたっぷりのワインをマリアージュさせました。フランスの南、ラングドックのピック サン ルーで産するオーガニックの白ワイン。
グルナッシュ ブランや、ルーサンヌ、マカブー、カリニャン ブラン、クレレットなどこの地のブドウをブレンドし、柑橘や花梨を思わせる果実にフローラル感も混ざる、美しくも優しい香り。膨らみのある果実味に、たっぷりのミネラルと酸が溶け込んだ魅力的な味わい。美しい余韻が長く続く、女性的でふくよかな白ワインは、鮑や、海藻バターの持つ磯の香りたっぷりのミネラル感やふくよかな味わいととても良く合います。
【ドメーヌ クロ マリー】
クリストフ ペイリュス氏とパートナーであるフランソワーズ ジュリアン氏により1992年に設立されました。所有畑は、コトー デュ ラングドックのサブ アペラシオンの中で、最高峰との呼び声が高いピック サン ルー。標高630-658mの丘陵地帯で、隆起した石灰岩の岩肌をのぞかせる丘の石灰岩土壌、粘土質、低地部のアルジロ リモーヌと、様々な土壌構成をもつ銘醸地です。
ビオディナミによる完璧なオーガニックで栽培し、何より特徴的なのは、高密植と恐るべき低収量。
植樹はフランスの平均6000本/haに比べ、1.3倍の8000本/ha、収量は平均32hl/haというDom ロマネ コンティ並みの低さです。
「マノン ブラン」は、生産者の娘、マノンさんの名前が付けられた特別なキュヴェ。
ベターヌ&ドゥソーヴ共著の「ル グラン ギッド デ ヴァン ド フランス」において「ラングドック最優秀白ワイン」に選ばれた、驚異の完成度を誇る白ワインでもあります。
Ji-Cube
ソムリエ 吉岡 喜代志
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