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Ji-Cube マリアージュ ブログ

鶏の唐辛子炒め  × 青島ビール + 青花椒

Ji-Cube 2024.7~8 おまかせコース料理より 7品目

~ 辣子鶏翅 ~

 手羽先を揚げて唐辛子と山椒で炒め、香り、辛味をつけた一品。

 唐辛子と山椒は、香りと辛味を出す時に使ったものになりますので、外しながらお召し上がりいただきます。

 青島啤酒 + 青花椒 / 山東省  中国

  チンタオビール + 花山椒の実 / 山東省  中国  

 四川省の代表的な唐揚げ料理 “辣子鶏(ラーズーチー)”

鶏の手羽先をカリカリに揚げて、河南省の唐辛子をベースに、満天星辣椒、子弾頭(ズーダントウ)、朝天椒、花椒で炒めた、見た目に辛そうな一品!

お召し上がりいただく際は、唐辛子の中から、手羽先のから揚げや、カリッとホクホクに揚げたジャガイモ(キタアカリ)、揚げオクラを見つけてお召し上がりいただきます。

唐辛子は・・・観賞用です。

そして、マリアージュ。

から揚げ・・・から揚げと言ったら “ビール” です!

から揚げにはビールしかかたん! 的な感じでしょうか。

でも、ただのビールだけでは、ソムリエとしても芸がありません。

そこで、中国を代表する、当店でも人気の青島ビールにフレッシュの花山椒の実「青花椒」を5日ほど漬込みました。

「青花椒」は、辛味がマイルドで口にした時の痺れも優しく、嫌味のない上品な味わいのため、高級山椒などとも呼ばれています。香りは柑橘類のように爽やかで清涼感があり、食べると爽快な香りが鼻から抜けていくのが特徴で、目が覚めるような香りと例えられることもあります。

ビールには、青花椒の爽やかな香りが移り、口に含むと花椒特有の柑橘の味わいと鼻から抜ける山椒の香り、後味にピリピリした優しい痺れを感じます。

もちろん、5日も漬込んでいれば、炭酸が抜けてしまいますが、そこは、今流行りの? CMなんかでお馴染みの!炭酸ガスを注入するマシーンを使い、営業前に炭酸を注入します。

ビール単体で飲むと山椒の辛味と少しの“えぐみ”が気になるかも知れませんが、スパイシーな手羽先のから揚げと逢わせることでずっと食べらていられる・・・気がします!

四川名物のから揚げと、ビールの無限ループをお楽しみください♪

Ji-Cube

ソムリエ 吉岡 喜代志

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この記事の著者

吉岡 喜代志

1976年 東京生まれ。
銀座、横浜、新宿、青山、吉祥寺など、数々のレストランでサービス、調理の修行を重ねる。2000年 日本ソムリエ協会 認定『ソムリエ』資格取得。
その後、ホテルオークラ東京「ワインダイニング バロン オークラ」にてソムリエとして研鑽を積む。
2005年同協会認定『シニア ソムリエ』資格取得。2006年 東京・赤坂に「中国料理 新葡苑 Tokyo」をプロデュース。
2009年 ㈱クレア設立。同年 六本木「ワインダイニング ル ボン ヴィボン」をプロデュース。
2010年「酒類販売小売業免許」取得。
元麻布ワインバー「Cast78」、赤坂 中国料理「メゾン ド ユーロン」などで、ワインマーケティングアドバイザー。
新宿御苑、南青山、日比谷 中国料理 「礼華グループ」にて統括ソムリエ。
乃木坂中国料理「新華」支配人 兼 シェフソムリエ。
表参道 フランス料理「メゾン ド ミュゼ(旧 1999ロアラブッシュ)」にてソムリエを歴任。
恵比寿の老舗イタリア料理店「トラットリア イル ボッカローネ」と業務提携。
2024年2月より、西麻布「Ji-Cube」との業務提携にて、佐々シェフの創りだす珠玉の中国料理とワインのマリアージュを提唱、ソムリエとして活動中。

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