季節の小籠包「上海蟹の小籠包」 × オー ボン クリマ “ヒルデガード” / サンタ マリア ヴァレー アメリカ
Ji-Cube 2024.11~12 おまかせコース料理より9品目
~ 上海蟹小籠包 ~
Au Bon Climat “Hildegard” / Santa Maria Valley America
オー ボン クリマ “ヒルデガード” / サンタ マリア ヴァレー アメリカ
上海蟹の旨味をたっぷりスープと共に包み込んだ小籠包になります。
レンゲに乗せて、スープを愉しみながら、添えてある黒酢 & 生姜の細切りと一緒にお召し上がりいただきます。
ワインはカリフォルニアを代表する生産者「オーボンクリマ」をご用意しました。
創業オーナーのジム クレンデネン氏が1980年代はじめにワイナリーを興し、瞬く間に世界的に有名なワイナリーに育て上げました。現在は二代目となる息女、子息が中心となってワイナリーを盛り立てています。
シャルドネやピノ ノワールが有名な生産者ですが、今回はこのワイナリーで、私ソムリエが1番好きなワインをセレクトいたしました。もちろんマリアージュもバッチリです!
ピノ グリ種、ピノ ブラン種、アリゴテ種をブレンドした少し珍しい取り合わせの白ワイン。
フランソワ フレール社のフレンチオーク100%の複雑味に富んだクリーミーなワインは、上海蟹の旨味が口いっぱいに広がる小籠包と良く逢いますが、黒酢をちょっとかけた味わいがより一層旨味の深みが増します。
少し珍しい取り合わせのワインは、ワイン名の“ヒルデガード”に因みます。
ワインはもちろん、アメリカ、カリフォルニア、サンタマリア ヴァレーで造られていますが、ワイン名の由来はフランスにありました。
フランス ブルゴーニュの著名な村であり畑「コルトン シャルルマーニュ」にその名を残す“シャルルマーニュ大帝(カール大帝)”とその妻“ヒルデガード”と白ワインの逸話に因んで命名されました。
初代神聖ローマ皇帝のシャルルマーニュ大帝には6人の妻がいました。その3番目の妻であるヒルデガードは、「大帝の白い髭が赤ワインに染まるのが見た目に悪いとのことで、白ワインを飲むことを薦めた」ことに由来します。かつてコルトンの丘には、この3つの品種が植えられているという文献からヒントを得て、1998年から造り始めました。
リッチで香ばしいヘーゼルナッツやバニラ風味のクレームブリュレのニュアンス、砕いた石のような硬いミネラル感とレモンの皮とルバーブなどのハーブの要素が加わります。口の中がコーティングされたような滑らかな口当たりと深い旨味のある白ワイン。複雑味に富んだ仕上がり。
Ji-Cube
ソムリエ 吉岡 喜代志
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