蒸し魚 × シャトー ガルペ / プロヴァンス, フランス
2025.11~12 カウンター限定スペシャリティコースより9品目

2022 Château Galoupet Cru Classé Rosé
~ 干蒸魚塊 ~
Steamed white fish with soy sauce and yuzu zest.
「干蒸魚塊(蒸し魚)」は、白身魚(キンキなど)をふっくらと蒸し上げ、醤油ベースの旨味ソースをかけ、湯引きした白菜を敷いた上に盛りつけた一品。仕上げに柚子皮を散らすことで、醤油の香ばしさに清涼な柑橘の香りが重なり、味わいの輪郭が一瞬にして明るくなる。しっとりとした魚の身の繊維、ソースの塩味と甘味、柚子の酸味と香り。まさに「五味のマリアージュ」がひと皿の中で整然と構築されている。
この繊細な味わいに寄り添うのが、南仏プロヴァンスの名門**シャトー ガルペ(Château Galoupet)**のロゼ。
トゥーロン近郊、地中海に面した丘陵地帯に位置し、Cru Classé(クリュ クラッセ)の格付けを受ける由緒あるシャトーで、海風と松林が織りなす特有のミクロクリマが、ブドウに塩味とミネラルのニュアンスをもたらす。
品種はグルナッシュ、サンソー、ロール(ヴェルメンティーノ)などのブレンド。軽やかながらも芯のある酸、柑橘や白桃、ハーブの香りが層を成し、透明感の中に深みを秘めている。
ロゼの持つドライな質感が、魚の脂をすっと「中和」し、後味を軽やかに導く。一方で、果実由来のやわらかな甘味が、醤油ソースの塩味とほのかなカラメル香に「同調」し、口中に丸みを生む。柚子皮のほのかな苦味と香気は、ワインの柑橘やローズマリーのような香りと共鳴し、香りの立体感を増幅。まるで香りの波が押し寄せるように、香醋・醤油・柑橘・ワインの香気成分が互いを照らし合う。
ここで重要なのが「テクスチュアのマリアージュ」。蒸した魚のふっくらとした柔らかさ、白菜の滑らかさ、そしてワインの緊張感あるミネラルと繊細な酸の質感が、液体と固体の境界を曖昧にし、口中で一体化していく。
まるで絹のような滑らかさと、ミネラルの粒立ちが同時に感じられる瞬間——そこに、プロヴァンスのロゼが持つ真の力が現れるのです。
シャトー ガルペは、環境保全を重視する「サステナブル エステート」としても注目されており、手摘み収穫と低温発酵によって、ブドウそのもののピュアな個性を守っています。グラスから立ち上る塩気を帯びたアロマは、まるで地中海の風がテーブルに吹き抜けるかのよう。日本の“柚子香る醤油ソース”と地中海のロゼが響き合う瞬間は、文化と風土の垣根を超えた調和の証です。
柔らかな酸が味わいを引き締め、ミネラルが旨味を支え、最後に果実の余韻が優しく残る。
その一連の流れは、静から動、そして再び静へと還る“香韻中華”の理そのもの。
口の中に残るのは、塩と果実と柚子の透明なハーモニー。
まるで冬の海の朝靄のように静謐で、余韻の長いペアリングです。
Ji-Cube
ソムリエ 吉岡 喜代志
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