イカの葱ソースがけ × ヘンチキ ジュリアス リースリング(オーストラリア)
Ji-Cube 2024.3~4 おまかせコース料理より 1品目
~ 葱油魷魚 ~
超高温の油を葱にかけて香りと旨味を引き立てた “葱タレ”を、イカと空豆に掛けます。
仕上げに乾燥させた塩漬けのサクラ・・・桜吹雪を振りかけます。
アオリイカのしっとり柔らかな食感と空豆の爽やかな香りに桜を付けて食べて頂くと、春の息吹を感じることができます。
Henschke Julius Riesling Eden Valley South Australia
ヘンチキ ジュリアス リースリング
1868年創業の現オーナーで5世代にわたり、受け継がれる家族経営ワイナリー「ヘンチキ社」。
「素晴らしいワインは素晴らしい畑から」という考えのもと、南オーストラリア、イーデン ヴァレーからリースリング種100%で造られる極上キュヴェ “ジュリアス” (大叔父のジュリアス ヘンチキに敬意を表して付けられました)
6世代目となった現在、3人の兄妹がワイナリーの中心になってオーガニックやバイオダイナミックスにより、さまざまな取り組みを行っています。
そう言えば、何年か前に、同社の6世代目にあたるマーケティング&パブリックリレーションズマネージャー(=広報担当)のジャスティン女史と一緒にヘンチキのワインを試飲する機会があり、ヘンチキ社のワインビジネスに対するビジョンを伺ったことがありました。ジャスティン女史はとても美人さんでした!
それはさておき・・・
ワインは、淡い麦わら色で、上質なリースリングに現れるオイリーな香り「ペトロール香」が上品に鼻孔をくすぐり、次いで白い花やシトラス、ライムの皮など爽やかな香りを感じます。更に観察すると、石灰や磯の香りも感じ取ることもできます。
味わいは、香りのオイリーさとは裏腹に、ミネラリーで、非常にスッキリと柑橘からくるシャープな酸と果実の甘味を感じます。
アオリイカの磯の香りと、葱ソースの旨味、塩漬け桜花の塩味と、空豆特有の青々とした爽やかな香りが、リースリングのミネラル、塩味、甘味と重なり合って素敵な調和を魅せてくれます。
コースのスターターとして、ライトな味わいながらもその存在感をしっかりとアピールするヘンチキのジュリアス リースリング。続く料理とワインのマリアージュにも期待が持てます♪