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(改)桜エビのタンメン × マリー ドゥメ トラディション ブリュット(シャンパーニュ)

Ji-Cube 2024.3~4 おまかせコース料理より 11品目

~ 櫻蝦湯麺 ~

 フカヒレあんかけご飯に続き、コースの締めとなるお食事は、桜エビのタンメンです。

 黒豆もやしのとろみスープ麺に、揚げた桜エビを辣油と芳ばしく炒め、麺にたっぷり乗せました。

 旨味たっぷりの桜エビを、のど越しの良い極細麺と絡めてお楽しみ頂きます!

 スープの餡がメチャメチャ熱いので、しっかりフーフーして召し上がれ♪

 先のフカヒレあんかけご飯のブログでも書きましたが、炭水化物とのマリアージュは難しいと考えています。ピッツァやパスタ、お米やパンとマリアージュさせるお酒は正直想像がつきません。

 話は反れますが、トマトソースやニンニク、あと主張の強い玉葱とは、高級ワインや繊細な味わいのワインを合わせるのは難しいと考えています。テーブルワインのような、「味わい」どうこうではなく、気軽に楽しめる飲み物としてのワインが良いと思っています。日本的にビールや焼酎の水割りで喉を潤すように飲む感覚でしょうか。

NV  Marie Demets Tradition Brut  /  Gyé sur Seine ・ Côte des Bar ・ Champagne

シャンパーニュ  マリー ドゥメ トラディション ブリュット / ギィ シュール セーヌ村 ・ コート デ バール地区 ・ シャンパーニュ

 外観はとても美しい深みのある小麦色。きめ細やかで持続力のある泡立ち、見ているだけで上質なシャンパーニュと感じます。香りは、複雑で熟成感があり、黒系果実の存在感。 豊かな泡立ちによる充実した口あたり、なめらかですが噛みごたえのあるテクスチャー。ドライでしなやか、太い酸味と石灰のようなキレのあるミネラル、赤いリンゴの蜜感やグレープフルーツ的な苦み、コクのある味わい。 香ばしく少しナッティな余韻も印象的です。 

 また、世界一価格と味にうるさい国と謳われる英国で高評価を獲得しており、英国セレブリティ御用達のシャンパーニュとしても知られています。

 ドライで厚みのあるタイトな味わいは、スープ麺に…というより、辛く芳ばしく炒めた桜エビに合わせマリアージュしました。

 アツアツで辛い桜エビとトロミのあるスープ麺に喉越しのよいシャンパーニュは、差し詰めラーメンにビールを合わせるような感覚に近いゴクゴク飲みたくなる味わいです♪

 コースの締め括りに相応しい “シメシャン” で、最後のデザートに続いていきます・・・

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この記事の著者

吉岡 喜代志

1976年 東京生まれ。
銀座、横浜、新宿、青山、吉祥寺など、数々のレストランでサービス、調理の修行を重ねる。2000年 日本ソムリエ協会 認定『ソムリエ』資格取得。
その後、ホテルオークラ東京「ワインダイニング バロン オークラ」にてソムリエとして研鑽を積む。
2005年同協会認定『シニア ソムリエ』資格取得。2006年 東京・赤坂に「中国料理 新葡苑 Tokyo」をプロデュース。
2009年 ㈱クレア設立。同年 六本木「ワインダイニング ル ボン ヴィボン」をプロデュース。
2010年「酒類販売小売業免許」取得。
元麻布ワインバー「Cast78」、赤坂 中国料理「メゾン ド ユーロン」などで、ワインマーケティングアドバイザー。
新宿御苑、南青山、日比谷 中国料理 「礼華グループ」にて統括ソムリエ。
乃木坂中国料理「新華」支配人 兼 シェフソムリエ。
表参道 フランス料理「メゾン ド ミュゼ(旧 1999ロアラブッシュ)」にてソムリエを歴任。
恵比寿の老舗イタリア料理店「トラットリア イル ボッカローネ」と業務提携。
2024年2月より、西麻布「Ji-Cube」との業務提携にて、佐々シェフの創りだす珠玉の中国料理とワインのマリアージュを提唱、ソムリエとして活動中。

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