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桜エビのタンメン × 自家製 黒ウーロン茶

Ji-Cube 2024.3~4 おまかせコース料理より 11品目

~ 櫻蝦湯麺 ~

 フカヒレあんかけご飯に続き、コースの締めとなるお食事は、桜エビのタンメンです。

 黒豆もやしのとろみスープ麺に、揚げた桜エビを辣油と和え芳ばしく仕上げ麺にたっぷり乗せました。

 旨味たっぷりの桜エビを、のど越しの良い極細麺と絡めてお楽しみ頂きます!

 スープの餡がメチャメチャ熱いので、しっかりフーフーして召し上がれ♪

 先のフカヒレあんかけご飯のブログでも書きましたが、炭水化物とのマリアージュは難しいと考えています。ピッツァやパスタ、お米やパンとマリアージュさせるお酒は正直想像がつきません。

 話は反れますが、トマトソースやニンニク、あと主張の強い玉葱とは、高級ワインや繊細な味わいのワインを合わせるのは難しいと考えています。テーブルワインのような、「味わい」どうこうではなく、気軽に楽しめる飲み物としてのワインが良いと思っています。日本的にビールや焼酎の水割りで喉を潤すように飲む感覚でしょうか。

 そんなこんなで、ここまでペアリングしたワインも10種類、450mlほど飲んできました。ハーフボトル以上です。と言うことでちょっとブレイクの意味を込めて自家製の黒ウーロン茶をご用意しました。

 茎茶を煮だして、プーアル茶や鉄観音茶をブレンドしています。

 普段日本の中国茶屋さんで売られている、またお店で提供している中国茶は、一芯二葉の高級茶葉です。茎茶は、日本茶の緑茶にもあるのですが、茶葉を最上とするならば「二級品」とされがちな茎茶ですが、甘味・旨味・香り成分は葉よりもむしろ茎の方が豊富で、茶の抽出源として優れた面も多い部位なのです。

 この煮だした茎茶にプーアル茶と鉄観音茶をブレンドして自家製黒ウーロン茶を作ります。

 ペアリングのお酒も去ることながら、お料理もここまで10品、お腹に入っているので、黒ウーロン茶でリフレッシュして、脂肪燃焼の効果も狙いたいものです。(効果には個人差があります!) 

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この記事の著者

吉岡 喜代志

1976年 東京生まれ。
銀座、横浜、新宿、青山、吉祥寺など、数々のレストランでサービス、調理の修行を重ねる。2000年 日本ソムリエ協会 認定『ソムリエ』資格取得。
その後、ホテルオークラ東京「ワインダイニング バロン オークラ」にてソムリエとして研鑽を積む。
2005年同協会認定『シニア ソムリエ』資格取得。2006年 東京・赤坂に「中国料理 新葡苑 Tokyo」をプロデュース。
2009年 ㈱クレア設立。同年 六本木「ワインダイニング ル ボン ヴィボン」をプロデュース。
2010年「酒類販売小売業免許」取得。
元麻布ワインバー「Cast78」、赤坂 中国料理「メゾン ド ユーロン」などで、ワインマーケティングアドバイザー。
新宿御苑、南青山、日比谷 中国料理 「礼華グループ」にて統括ソムリエ。
乃木坂中国料理「新華」支配人 兼 シェフソムリエ。
表参道 フランス料理「メゾン ド ミュゼ(旧 1999ロアラブッシュ)」にてソムリエを歴任。
恵比寿の老舗イタリア料理店「トラットリア イル ボッカローネ」と業務提携。
2024年2月より、西麻布「Ji-Cube」との業務提携にて、佐々シェフの創りだす珠玉の中国料理とワインのマリアージュを提唱、ソムリエとして活動中。

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